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新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルス禍中でありますが、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

中国武漢から発生した新型コロナウイルスがまたたく間に世界中に拡大し、早2年が過ぎました。ソーシャルディスタンスを保ち3密を避け、飲食店は休業や時短営業を強いられ、学校や会社はオンラインとなりました。当院におきましても、ガウンやフェースシールドで感染防御に努め発熱外来を実施しました。患者様やご家族には、検温の実施や面会の制限にご協力していただき大変ご迷惑をおかけしました。

いっぽう我が国においては、国民のワクチン接種が迅速に進み抗ウィルス薬の使用が可能となり、昨年末ごろには感染者が急激に減少してコロナ禍の前の日常に戻りつつあると思われました。飲食店も通常営業を再開して、経済も回復の兆しが見え始め、学校も対面授業やスポーツができるようになりました。旅行や県外移動もできるようになっていました。しかしながら今年に入って南アフリカから出現したオミクロン株による感染が、急激に拡大して第6波に突入しています。オミクロン株は重症化率や死亡率は従来株より低いとされていますが、その感染力は約5倍と強くかつてない感染の拡大をもたらしており予断を許さない状態です。過去2年間で我々が身につけた教訓と知識を生かして、コロナに立ち向かい打ち勝つことが重要と考えられます。

まだまだ、先の見通せない状況ではございますが、コロナ禍の一刻も早い終息を心より祈念致しつつ、本年も当院に変わらぬご支援を
賜りますようよろしくお願い申し上げます。

クワヤ病院副院長 石濱琢央